アロマのOEM事業をしているBotanicallyで、お客さんからの問い合わせをサポートするAIを作成した。

動作としては、問い合わせ内容をAIがチェックして、追加で記入して欲しい情報をお客さんにお伝えする。というようなもの。例えば以下のようなケース。

【問い合わせ内容】
ピローミストの制作を検討しており、ご連絡させていただきました。
ピローミストに使用する「精油」のみ用意があり、その精油を使用してピローミストを製造頂くということは可能でしょうか。

【AIによるサポート】
以下の点について教えてください:

1. 制作するピローミストの量はどのくらいですか? 
2. 精油を入れる容器は何を考えていますか?(スプレー、ガラスボトルなど)
3. 精油の充填作業はお客様が行いますか、それとも私たちにお任せいただけますか?
4. 精油をブレンドする場合、比率はどのようになりますか?または単独で使用しますか?
5. ラベルデザインは必要ですか?必要な場合、デザインデータはお持ちですか?

これらの詳細を教えていただければ、より正確なお見積もりを提供できます。
どうぞよろしくお願いいたします。

お客さんが問合せを行う直前にこのようなサポートを行うことで、
その後のメールのやり取りを減らすことができ、商談の成立までスムーズに進めることができる。

ただ、実際に実装して色々と試してみると、内容によっては質問がなされなかったりすることがあったり、
お客さんが少し混乱するような回答をしてしまったりと、運用に耐えるものにするためにはもう少し工夫が必要かと感じた。

このAIの本質的なところは、対話を通じてAIが知りたいことを相手から引き出すことができる。という点。
例えば今回の実装だと、Botanicallyにくるお問合せへの返信として、よく確認が必要になることを、
あらかじめ「知りたいこと」として登録しておき、状況に応じてAIに聞きだしてもらっている。

なお、このようなAIを使うことで特定の情報を得られることになるため、
そこからデータベース上のデータを検索したり、登録したりなどができるようになる。

とりあえずは面白いことができて満足だが、工夫が必要な点もたくさん見つかったので、引き続き改良していきたいと思う。

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