大英博物館が元従業員の技術的な妨害を受けて、展示の一部を一時閉鎖したというニュース。
この従業員は事件の前に解雇されており、1月23日に博物館に侵入し、
セキュリティとITシステムに損害を与えたとして逮捕されました。
退職する従業員や解雇される従業員は会社に不満を持っていることも多く、
会社を去るタイミングで重要な情報を故意に漏洩させたり、
重要なシステムに損害を与えるようなことを行うことがあります。
日頃から経営者を含む全従業員のアクセス権限の管理をしっかりと行い、
退職や解雇などの重要なアクションを行う前後では、アクセス権限をどのように変更させるか、しっかりと事前に決めておくことが大切です。
アメリカなどでは連邦政府の従業員のリモートワークが停止されたりなど、
組織に不満を持ちやすいような流れも起こってきています。
アクセス権限の管理が今後ますます重要となってくると思われます。