LINEから投げかけられたテーマに対して、要約や対話を生成するためのAIを作成した。
ベースに使ったプログラムは、GPT-3というChatGPTの土台に使われているもの。
GPT-3はAPIアクセスができるため、学習などは必要なくレンタルサーバ等でも動かすことができる。

GPT-3などの大規模言語モデルは、入力として受け取ったテキストを処理し、
筋の通った続きを作ろうとするものだ。

与えられたテキストに対して、次に使われるテキストを調べ、確率の高い順にランク付けする。
そしてその確率の高いテキストを選んでいくのだが、
常にもっともランクの高いものを選んでしまうと平凡な文章になってしまう。
そこである程度ランダムに低ランクのものも選んでくることで創造性のある文章を作り出している。

しかし、現時点では間違えた回答であったり、
想定している意味とは違う意味の回答をすることも多いため、
ビジネスで汎用的に使うことはまだ難しく、与えるテキストにフィルターをかけたり、使う場面を選ぶ必要がありそうだ。

バージョンアップ (GPT-3.5-turbo)

このAIを作った時は、「text-davinci-003」というバージョンを使っていたが、
「GPT-3.5-turbo」というバージョンにアップデートした。

text-davinci-003 などと比べ、より高速に動作し、より多くの学習を行っている。
トークン(言語処理において、単語よりもさらに扱いやすくした単位)単位の費用もさらに安くなっている。

また、このバージョンから与えるテキストに「役割」が追加されており、
AIにどういった役割を与えるかを指定できるようになっている。
例えば英語の翻訳をさせたいのであれば、役割として「あなたを英語の先生です」と指定することができる。
そうすることで回答内容を絞ることができ、より的確な回答ができるようになっている。

質問する側も、

あなたは英語の先生です。以下を翻訳してください。

私は猫が好きです。

のように役割を与えることで回答の精度を上げることができる。

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