先日、ChatGPTからプラグイン機能がリリースされたので作ってみた。

ChatGPTでは、特定の企業やサービスに関する情報は基本的に回答しないようになっている。
しかし、この機能を使えばChatGPTに自分たちの企業やサービスに関する情報を回答してもらうことができる。

せっかくなので、先日設立したアロマ製品を扱う会社(ボタニカリー)で用意した「よくある質問」を扱うプラグインを作成してみることにした。
このプラグインを使うことで、ボタニカリーのちょっとした問い合わせ窓口をChatGPTにお願いすることができる。

プラグインを作るためには、fly.ioなどのwebサーバとRedisなどのベクトル特化型のデータベースが必要。
ベクトル特化型データベースは、その名前の通りデータを多次元の中で管理するもので、検索性能が高い。

webサーバに置くプラグインの本体では、主にデータの構造を決めることになる。
ChatGPTがwebサーバにリクエストするためのデータ構造を決定したり、webサーバからデータを返す時の構造を決定したりする。
データベースへのデータの登録や更新、削除などの処理はプラグインの基本機能として実装されているため、その辺りはイチから開発する必要はない。

データ構造が決定できたら、今度はボタニカリーのよくある質問をデータベースに登録する。
データはjsonという形式である必要があるため、GPT-4を使ってテキストで書かれたよくある質問をjson形式に変換してもらった。
そして、webサーバにデプロイしたプラグインの機能を使って作ったデータをデータベースに登録。

これで、このプラグインを利用している間は、ChatGPTに対してボタニカリーに関する質問をすると関連している回答を返してくれる。

しかしこの機能は、ローカル環境で試しているものの、まだ開発環境で使えていない。
開発環境で使うためにはOpenAIに許可を取る必要がある。現在はその許可を待っている段階だ。
開発環境でプラグインが使えるようになり、本番に近い形で試せるようになったらまた色々と検証してみたい。

今回はよくある質問だけだが、他にも色々なデータを入れることでより多様な回答ができるようになる。
その辺りは少しずつ拡張していこうと思う。

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